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2023.10.13 沖縄情報

世界最大の綱引きといえば!那覇大綱挽まつり

2023年は、4年ぶりのコロナ過前の規模に戻して行われ、約30万人の人出が集まる中、500年以上
前から続く伝統行事として、那覇大綱挽まつりが開催されました。
去年は、開催規模が縮小されましたが、ギネス認定を受けた世界一とされる200メートル、40トン
の大綱が使われました。およそ、2万人の市民や観光客が力の限り引き合い、制限時間30分直前
に、東が一気に引き寄せて勝利しました。

今日は、その那覇大綱挽まつりの魅力をお届けしたいと思います。
今年はタイミングが合わなかった方も、ぜひ来年はこの興奮を味わっていただきたいと思います。

GRGホテル那覇スタッフがおススメする那覇大綱挽まつり!

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目次
1.那覇大綱挽まつりとは
2.那覇大綱挽とは
3.那覇大綱挽を楽しむ!
4.那覇市民フェスティバルを楽しむ!

那覇大綱挽会場:久茂地交差点
https://maps.app.goo.gl/RnniKxKEPJrGocAT7

那覇まつり会場:奥武山公園
https://maps.app.goo.gl/6x3YCXHkfTRpjqR99
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1.那覇大綱挽まつりとは

那覇市の秋の風物詩、那覇三大祭りの一つである「那覇大綱挽まつり」、10月初旬の3日間にわた
り開催されます。
メインとなる「旗頭行列・那覇大綱挽」は日曜に行われ、市内全域の14旗の旗頭が国際通りを力強
く練り歩く「旗頭行列(うふんなすねーい)」から始まり、国道58号線の久茂地交差点において、
世界一の大綱による「那覇大綱挽」が行われます。全長200メートルもの大綱を、世代や、地域や国
を超えて集まった大勢の人々が、東西に分かれ、挽き合う光景は圧巻です。ぜひ、会場でこの興奮と
感動をご体感ください。

 奥武山総合運動公園では、「那覇大綱挽まつりRBC市民フェスティバル」が3日間とおして開催さ
れます。飲食やゲームの出店をはじめ、音楽ライブなどの各種ステージイベントに、打ち上げ花火な
ど、多彩な催しが行われます。

1.旗頭行列(那覇大綱挽保存会)
  日曜11:30~14:00(交通規制を含めた時間)国際通り
2.那覇大綱挽(那覇大綱挽保存会)
  日曜14:30~19:00(交通規制を含めた時間)国道58号線久茂地交差点
3.那覇大綱挽まつりRBC市民フェスティバル(主催:琉球放送)
  土曜~月曜11:00~21:00奥武山総合運動公園
  ※日程については毎年変わりますので検索などでご確認ください。

2.那覇大綱挽とは

那覇大綱挽は、琉球王国時代の那覇四町綱の伝統を引き継ぐ、長い歴史を有する沖縄最大の伝
統文化催事です。その発祥は、西暦1450年頃だとされています。地方の農村行事としての綱引
きが、稲作のための雨乞い・五穀豊穣・御願綱を起源とするのに対し、町方(都市)の綱とし
て、交易都市那覇を象徴する大綱挽です。

 那覇は、古くは浮島とよばれた一港村でしたが、交易品を取り扱う御物城、親見世の設置、
中国から渡来した久米村、天使館、在番奉行所(御仮屋)など公館の設置で次第に発展し、西
村、東村、若狭町村、泉崎村の那覇四町と称される都市に成長しました。那覇大綱挽は、その
那覇の発展とともに周辺の村々を「かしー(加勢)」として加え、「なーふぁんちゅー(那覇
人)」の心意気を発揚する行事として成立してきたもので、沖縄の稲作文化を基礎にした沖縄
独特の大綱挽です。

 みーんな(女綱)、をぅーんな(男綱)をかぬち棒で結合させて、西東に分かれて挽きあう
綱は、陰と陽の結合を意味し、人類繁栄を願う神話的行事ですが、古文書に「綱挽の儀は、国
家平穏、海上安全の祈祷として挽き来たれ」とあるように、那覇四町綱は、例年6月ごろに挽
かれていました。しかし、1935年(昭和10年)を最後に途絶えていましたが、戦後の那覇市制
50周年記念事業として「10・10那覇空襲」の日に復活しました。

 以来年々規模も大きくなり、1995年にはギネスブックによって「世界一のわら綱」と認定さ
れ、那覇大綱挽は、いまや世界一の綱挽として、那覇市民・県民の誇りとなり、沖縄の観光振
興に大きく貢献する沖縄最大の伝統行事として定着しています。

現在では、綱挽参加者は、平和安寧・市民繁栄・商売繁盛・家庭円満・子宝などの幸福を願っ
て挽き、市民にとっては綱を挽くことが「繁栄・幸福・団結」をはかるための欠かせないコミ
ュニケーションのひとつとなっています。

3.那覇大綱挽を楽しむ!

いよいよ交通規制もかかり、人が集まり始めました。
久茂地交差点には、14旗の那覇大綱挽保存会登録の旗頭がずらっと並びつつあります。

綱を引く前の行事として、旗頭行列が11:30~14:00にかけて
国際通りを練り歩く「うふんなーすねい」からご見学ください。
大きな旗を腰に巻いたサラシに乗せながら「サーーサーー、サーーサーー」と
掛け声をかけながら旗頭を躍動させる様子は、力強く圧巻です。

東の旗頭7旗
 東一番(大結)旗字:東/あがり
 安里(薄)旗字:英聲遠/えいせいえん
 壺屋(炎)旗字:翔竜鳳雛/しょうりゅうほうすう
 泊(緋桐燈)旗字:濟美/せいび
 久茂地(盛鶴)旗字:與鳳翔/よほうしょう
 首里(左御紋)旗字:瑞雲/ずいうん
 真和志(ぼたん)旗字:真和志泰平/まわしたいへい

西の旗頭7旗
 西一番(八卦)旗字:凱歌/がいせん
 辻(子丑寅)旗字:和氣/わき
 久米(水仙)旗字:不染塵/ふせんじん
 若狭・松山(京判やーま)旗字:鎮群/ちんぐん
 垣花(砂糖車)旗字:天行健/てんこうけん
 泉崎(巴)旗字:泉/いずみ
 小禄(松竹梅)旗字:小禄意氣昂/おろくいきたかし

そして、綱を合わせる作業が約1時間近くかかりますが、だいたい15時~16時頃がめどです。
大綱の西の綱(みーんな/女綱)、東の綱(をぅーんな/男綱)が
かぬち棒を通し、しっかりと結ばれるといよいよ大綱引きの始まりです。
くす玉も久茂地交差点中央に配置され、開始の号令を待ちます。

一つの綱につながると、支度が綱の上を移動してきます。
どの人物になるかは毎年変わりますが、今年は護佐丸と阿麻和利のようです。
中山王尚巴志と北山王攀安知など、琉球にまつわる物語に由来する支度が綱引きを彩ります。

※「護佐丸・阿麻和利の乱」を検索参照
※「尚巴志琉球統一」を検索参照

皆さん、移動する支度を見ながら少し落ち着いた時間が流れます。
ビルの窓から顔を出して特等席から、この雑踏を眺めるのもいいですね。
そして、いよいよくす玉が割れ、メインイベントの開催です。

旗頭もスタンバイし、支度が離れ、綱引きのために少し態勢を整理します。
しばらくすると、掛け声がかかり綱引き開始。
鐘が打ち鳴らされ、旗が踊ります。

座敷席では固唾をのんで、綱の行方を追っています。
さぁ、東の勝利か西が勝つか。
約30分の死闘の末w、会場ボルテージは最高潮に達します。
結果は・・・東の勝利!5メートル以上動いていたようですよ。
通算成績は、東の17勝14敗17引き分けとなったようです。

大綱挽きの開始前には、審判長を務める知念那覇市長が、大綱挽を盛り上げる
「旗頭」の継承発展などを目的に「旗頭のまち」宣言を行ったそうです。
今年の那覇大綱挽は人数制限などを行わず、4年ぶりの通常開催となりました。

綱引きが終わると、綱を縁起物として持ち帰ります。
GRGホテル那覇東町の周辺も綱を持ち帰る人たちがいらしてましたよ。

綱にまみれて、うれしそうwww

4.那覇市民フェスティバルを楽しむ!

綱引きの興奮もひとしお、琉球放送主催の那覇まつり市民フェスティバルへと皆さん移動していきま
す。歩いて10分かかるかな?というくらいなので、夕涼みの散歩という感じですよ。

野外ステージは、まだ出演者待ちでしたが、会場はもう人でいっぱいです。
音楽を楽しみながら、飲食するスペースになっています。

ステージ前は立ち飲みスタイル。
ステージ後方は、座席スタイルで楽しめます。
もちろん、オリオンビールの蛇口がずらっと用意されていて、スタンバイ。
会場内には、出店もあるので飲食は充実しています。

会場は人でごった返していますが、これも普通に戻った証ですね。
少し、会場を歩きながらホッとしました。

そして、チルアウトな川辺では喧騒から離れて、夕景のネオンを肴に楽しんでいましたよ。

いかがでしたか?
那覇大綱挽&那覇まつりは、那覇ハーリー、琉球王朝祭(首里城祭)に並ぶ
那覇の三大まつりです。
ビーチで楽しむだけじゃない!!ぜひ、沖縄の文化を学びながらエンジョイしてください。
観光スポットの案内などは、GRGホテル那覇スタッフにお気軽にお尋ねください!

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